上手なコットンの使い方

コスメショップのカウンターで美容部員さんの話を聞く度に、気になるのが、コットンを使うかどうかです。

使った方がいいと言う人もいたり、手でつけた方がいいという人もいたり。
一体、どっちが正解なのでしょう?
ここでは、コットンの問題に切り込んでみます。

コットンは使った方がいい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある調査によると、約7割の女性がコットンを使わずに手で化粧水をつけているとか。
それでもスキンケア用のコットンが作られているということは、何かメリットがあるということですよね。

調べてみると、コットンにもメリット、デメリットの両方あるようです。

 

コットンを使うメリット

 

 

 

 

 

 

コットンを使った方が化粧水が肌に浸透しやすく、その結果、化粧崩れがしにくいという研究結果があります。

また、化粧水を手でつける場合、手の体温で化粧水が温められるので、収斂性がなくなり、毛穴の引き締め効果が薄れます。
手でつけるよりも、ムラなく満遍なくつけられるという利点もあります。

敏感肌、トラブルのある肌の方は、衛生面でもコットンを使った方がよさそうです。

 

コットンを使うデメリット

 

 

 

 

 

 

多くの女性が、コットンはコストがかかる、忙しくて補充が面倒と思っているようです。

また、コットンを使うと摩擦が起きやすく、角質に傷がつきやすくなります。

さらさらした感触の化粧水はコットンに向きますが、とろみのある化粧水や乳液には向きません。

 

 

 

 

コットンを賢く使おう  1 スキンケア

 

 

 

 

 

 

 

化粧水はたっぷりと

コットンに化粧水を含ませる時には、たっぷりとつけましょう。
少量の化粧水では、コットンの繊維が毛羽立ってしまい、肌に傷がついてしまいます。
肌が傷つくと、角質層から水分が蒸発し、乾燥の原因に。
化粧水は、惜しみなくたっぷりと含ませましょう。

 

一部ではなく、全体に含ませる

化粧水は、コットン全体に含ませましょう。
たっぷり含ませたとしても、一部だけでは、つけてない部分が肌に当たり、傷の原因になります。

コットンを持つ指が当たる部分だけでも全体に含ませましょう。

こすらず、撫で押さえるように

コットンは、どうしても肌に傷をつけやすいので、指を使って肌を撫でて押し当てるようにしましょう。

そして、使う時には、基本的には上から下に向かって。

天然素材であっても、傷をつけやすいので、こするのはやめましょう。

コットンを賢く使おう  2 クレンジング

 

 

 

 

 

 

 

潤いを残すコットン拭き取りがたクレンジング

コットンで拭き取るタイプのクレンジングを使うメリットは、肌の乾燥を防ぐことです。

洗い流すクレンジングの方がさっぱりして、きれいに落とせるように思えますが、お肌に必要な油分まで洗い流してしまうことが多いのです。

特に、乾燥が気になる方、敏感な肌の方は、コットンを使った拭き取りクレンジングがよいようです。

 

マスカラ、アイメイクはコットンで

 

 

 

 

 

 

 

クレンジングは洗い流すタイプがいいという方でも、アイメイクだけはコットンで拭き取るのがおすすめです。

まつげやまぶたの奥など、細かい部分は素手では落としにくいものです。
コットンを使い、丁寧に拭き取る方がいいでしょう。

 

コットンの選び方

 

 

 

 

 

 

 

天然素材のもの、そうでないもの、とコットンひとつでも様々なものがメーカーから出ていますが、
コットンは、毛羽立たない、なめらかなものを選びましょう。

また、化粧水を含ませたら、そのまま吸い込んでしまうものでは意味がありません。

高いものを使えばいいわけではありませんが、
化粧水がすみずみまで行きわたる、天然由来のものを選ぶのに越したことはありません。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか? コットンを使うか使わないかは、しばしば論争になりますが、どちらも一長一短あるようです。コットンを使う目的やお肌のコンディションを知って、上手に取り入れていきましょう。